2008年 11月 の記事

君を映すもの

Fable2の完成発表イベントに行ってきました。
TGSの時にもプレイレポートを書いたので
Fable2とはどんなゲームなのか?という詳細は省略して
一言で言うと、「君を映すもの(*)」というRPGです。
要は何でもありです。

ということで、イベントのレポートです

■ざ・たっちがこれまで遊んで育てたキャラの紹介
ゲストで登場したざ・たっちの2人による
オンラインCoopが行われましたが弟・かずやのキャラクタが大暴れ
商人襲撃に始まり恐喝。家破壊とカオス。
一瞬にして死の街へと姿を変えてしまいました。
結果、兄・たくやのキャラが頑張って善人に育てて頭にわっかが出てきたのに消滅。
あの短時間であれほどの悪事をやり尽くせるのもすごいものがあります。

■ユーザーによる体験会
用意されていたセーブデータを使っての
体験会で2時間ほど遊んできました。

が、このゲームは何をするにも自由なので
ある程度方針を考えておかないとなんか適当にやって
終わっちゃったという事態になったりします。
とは言えど、ほとんどは適当にやっちゃったのですが
こんな具合で進めていました。

・まずコスチュームを買いに走る
と言っても、市場には防具屋なんて人はいなくて終了。
仕方ないので適当にクエストを受けることに…
んで、クエストの目的地へ走っていこうとした道の途中
コスチューム商人を何人かとっつかまえたので
コスチュームを買うことが出来ました。

・魔法使いっぽい剣士の誕生
結果、こんなキャラになったのですが
白を基調という以外は思ったよりも一貫性は無くなりました。

・割と淡々とクエストをこなす
服や装備などを調えたところでクエストをこなすことにしました。
基本的には目的地へ行ってターゲットとなる敵を倒す
という具合です。クエストを設定しておけば
設定時に近くの拠点へ自動的に移動してくれますし
そこからナビゲーターが常に表示されているので
道に迷ったりすることもなく、この手のゲームで
迷うという人にも配慮がされています。
(TGSの時に聞いた話でこのナビゲーターは非表示にもできるそうです)

・武器屋で銃を手に入れる
クエストを淡々とこなすだけというのもあれなので
色々と歩き回っていたら銃を売っている所をみつけたので銃を買いました。
銃を手に入れると撃ってみたくなるもので
とりあえず適当な街道で試し打ち。
これを町中でやると危険(w

最後に全員のキャラを撮影して回っていて
僕もいくつか見せてもらいましたがとにかく裸族率高いし
好き勝手にやりすぎ(w
と言うわけで代表的なものを簡単に…
れんねんさん→覆面裸族。周りにいるのも男ばっかし。アッー!
わいだっぴさん→これ、何国無双?
pinkopalさん→犬育てすぎ

■巽さんの結論。
E3等の海外の試遊では装備を外す人はいなかったそうで
まさかこんな事態になるとは思いもしなかったそうです。
これが日本人の才能の一つなのかもしれません。
なんにしても、結論としてはみんな変態すぎ(w
というところで締めて終わりました

余談
 
会場は普通のお店だったので電源容量いっぱいいっぱの状況だったので
僕が遊んでいた所では途中でブレーカー落ちました。
んで、復旧までの間、休憩ついでにMSの方、XNA Todayの与野さんと
XNAについて今後どうなりそうか?とか色々と喋っていました。
何にしてもまだまだ出来る範囲で盛り上げていかないと
という感じでした。
 

インタビューを受けました

少し前の話ですがXNA Todayさんで
XNAゲームクリエーターコンテスト2008に関して
インタビューを受けました。記事のリンクはこちらです。
また、X’s Networkさんの方でもインタビューの要約記事が掲載されています。
 
主にXNAに対してどう思っているか?とか
XNAに対して希望的な部分も含めて今後どうなりそうか?
という部分について色々と喋ってきました。
 

NXEインストール後のXNA

New Xbox Experienceの先行プレビュー3次選考の抽選により
本日午前5時にシステムアップデートがかかりました。
そこで、気になるXNAの扱いについて分かった部分だけ書いておきます。
 
・日本タグでの扱い
これは公式にアナウンスされている通り
コミュニティゲームスの項目そのものが存在しません。
 
・海外タグでの扱い
肝心なのはここからですね(笑)
北米タグで試したところCommunity Gamesはマーケットプレイスから
選択可能で既にいくつかゲームがアップロードされているようでした。
XNA3.0リリース時点で正式サービス向けのピアレビューに通すことは
可能だったと思うので、それに通過しているものが
ダッシュボード上から既に見えている可能性があります。
 
・β版でダウンロードしたゲームの扱い
これまで誰も触れていなかったのですが
一つ、重要なことが判明しました。
コンテンツの扱いとしては体験版扱いで
起動は出来ないようになっていました。
つまり、北米タグでファニーダンシングをダウンロードされた方は
NXEにアップデートすると起動できなくなります。
(ちなみにピアレビューにはアップしていないので
ファニーダンシングはダウンロードすることも出来なくなっています)
 
駆け足で一通り書きましたが
少し心配していた本体や回線などから
国識別情報を使ってメニュー項目に
フィルタがかかるようなことは無かったので
その部分についてはひとまず安心でした。
 
ただ、以前のエントリでも書きましたが
税金システムの違いによる扱いで
まだ情報を整理しきれていない部分があるので
まずはそこを整理しないとどうにもこうにも
と、言った具合ですね。
 

Fallout3とNXEの会

Fallout3というゲームの体験会があり行ってきました
まずFallout3というゲームとは何ぞや?
という所から簡単に説明。
オブリビオンを制作した会社が制作したRPGなのですが
広大なマップを歩きながらクエストを受けて最終的な目標に向けて
ゲームを進めていくというスタイルで見た目はFPSに近いです。
実際、FPSと同じような感じでの戦闘も可能ですが
セミリアルタイムのコマンド入力型戦闘も可能で
どちらかというと後者を主軸に戦っていく。
と言ったようなゲームです。
では実際どうだったでしょうか?
■死にまくり
FPSを遊んだ経験はあるものの
酔う。追いつめられると照準が滅茶苦茶になる。という
ゲームを制作している立場とは思えないほどの
有野課長ばりのおぼつかなさがあり死にまくりでした。
かといってVATS(*1)で戦っても弾は外すダメージは与えられないで
本当に死にまくりでした。
あまりの迷走っぷりにゼニマックスの高橋さんから
アドバイスを貰うほどに(w
■スペランカー先生
ではないけれど、高いところから落ちたら死にます。
なんとなく死にそうな気はするけど…
と、思いつつ飛び降りたら死にました
■狙ったところに弾は飛ばない
FPSと決定的に違う点として
必ずしも照準の向きに弾が飛ばない
という所です。
これは武器の状態などの要素から精度が変わってくるらしく
この要素がFPSではなくRPGである要因の一つでもあります。
■VATSのコツ
この体験会で遊んだ感触での結論としては
最初は多少ダメージをくらってもとにかく
超至近距離でのヘッドショットを狙った方が効率がよい
という所に落ち着きました。
ちなみにVATS無しで進めるとほぼ確実に弾不足となるそうです。
そして質問セッションではこんな事を聞いてきました
■言語・表現規制以外でのローカライズは?
個人的なローカライズのイメージとして
原点にあるのがウィザードリィであれのローカライズは
モンスターデザインを一新。国内デザイナーを起用して
日本向けに制作。他にもファミコンというハードの特性を
生かしたローカライズがされた。というイメージがありました。
ところが、最近ではそこまでローカライズされることもないので
実際の所そういうローカライズというのはまず検討されるのか?
というのも気になったので聞いてみました。
で、その回答が…
ビジュアル面に関してはプレイヤーキャラのフェイスが
変更可能という所からオリジナルから変更無し。
それ以外でも規制面以外ではオリジナルのままだそうです。
実際、キャラクタ作成時に色々なバリエーションから選べ
海外タイトルにしては日本でもいけそうなデザインになっていました。
ただ、カメラのスピードは調整しているそうです。
それ以外での質問はこんなのがありました
■表現規制について
まずこの部分について
国内ではCERO Dを目標に作られたそうですが
早い段階からDでは無理という結論になり
それならばというところでZスレスレのラインを
狙う作りをしようという事になったそうです。
VATSでは部位単位で狙う事が可能で
腕を吹き飛ばしたり足を吹き飛ばしたりと何でもありです。
が、国内ではCERO Zでも大丈夫な訳なく
(違う路線どころではSCHOOL DAYSでも「鮮血の結末」では
血がカットされちゃっていましたよね)
部位欠損はカットされています。
また核爆弾で街を1つ吹き飛ばすという要素も
カットされたそうです。
■ストーリーの尺は?
ストーリー本編だけ追うと20~30時間
全てを追うと100時間は軽く超えるそうです。
また、同時にNXEの説明もあり少し触ってきました。
そこで気になっていた部分・印象・聞いてきた話を簡単に…
■アバターと右アナログコントローラ
アバターはいかなる場面において
右アナログコントローラでキャラの頭の向きをいじれたり
エモーションを呼び出せたりとちょっと遊べたりします。
■初音ミクは作れない…しかし
大変残念なお知らせですがリリース直後の状態では
髪の色のバリエーションに緑色系が存在しないのと
ロングヘア系の髪型が一つも無いため初音ミクは無理です。
が、鏡音リン・レン(*2)はいけそうです
■ゲーム毎のアバターパーツ
これは今後導入検討されているそうです。
遊んでいたゲームのキャラクタ。
人気のあるキャラクタをアバターにして
それをゲームに登場させるという部分は
なんだかんだ言ってもやっぱり楽しいものなので
パーツが増えていく可能性があるというのは
アバターの仕組みとしてはかなり良い方向へ行きそうです。
ちなみにぱっと見た印象の段階で既に
某京都あたりの会社がやっているアバターを
大きく上回っていると言うことは良く分かりました。
■ガイドの色は変えられる?
変えられませんでした。
■これまでに買ったテーマは?
背景のイラストはそのまま残る形になるが
ブレードのデザインは呼び出し不可
■動画コーデックは?
今回のアップデートではUI系の一新が中心であるため
それ以外の部分については現状維持
■音楽プレーヤーで気になったところ
今度のUIでは透過のデザインでは無くなっている為
音楽再生中は背景が隠れちゃっていました
さて、今回のNXE最大の目玉となるアバターですが
何かのキャラクタに真似たアバターを作りたい場合
目標となるキャラクタを決めて作るのではなく
パーツの種類からどのキャラクタならいけそうか?
というスタンスで作っていくと作りやすいかもしれません。
この写真はFallout3の体験会で貰った
Vault Boyのフィギュアをモデルに
DB-BOX360のいちさんが作ったアバターです。
(これを作っている時に僕が横からあれこれ口出してました)
 
(*1)
VATS=部位単位で攻撃対象の箇所を選べるシステム。選んでいる時は時間が止まるのでじっくりと選べる。
 
(*2)
鏡音リン・レン=VOCALOID2キャラクターヴォーカルシリーズの第2弾の双子。
Xbox360と縁のあるところで、下田麻美さんが声を担当しています。
 

情報系サイトの紹介

情報系サイトで大きな動きがありましたので
ちょっと紹介したいと思います。

まずは「同人にゅ~す」さん。
http://www.doujinsoft.net/
投稿型のニュースサイトとなっており現在、試験公開中です。
実のところ、2008年に入って同人ゲーム関連のニュースサイトが
相次いで更新停滞が発生してしまいました。
その影響で同人ゲームがwebで情報を告知したり、
情報を公開出来るような環境が失われてしまっていました
ノベルゲーム系は専門に取り扱うサイトがあるのでともかく、
アクションゲーム系などノベル以外のジャンルに対しては
非情に大きな影響を受けてしまっていたのでこのような形で
運営されるということは大変ありがたい存在となります。

次に「XNA Today」さん。
http://www.xna-today.jpn.org/
恐らく、日本では初であろうXNAを専門に取り扱う情報サイトで
XNAを使用するためのVisualStudioセットアップガイドなど
掲載されており公式よりも丁寧な解説がされています。
また、XNAに関わるイベントやリリース情報もまとめられていますので
XNAに関してまずはここのサイトを見ておけば
一通りの情報は揃うようになっています

3本立て

XNA3.0のリリース、NXE、NXEと同時にコミュニティゲームスの開始(海外のみ)
追い打ちをかけるかのように冬コミの当落通知
と、TGSが終わって新規プロジェクトにようやく本腰を入れられると思った矢先
色々なことが錯綜しています。
と言うわけで色々とごちゃまぜに3本立てです。

・XNA3.0
3.0からVisualStudioが2008になるということで
かなり大がかりに再構築作業をやりました。
それでも一晩で終わる程度ですが。
とりあえずAPI的には大がかりな変更は無いので
これまでに作ったやつは特に問題なくビルド出来ています。
(クレッシェンドシンフォニー鏡の騎士はXNA3.0版の
リビルド作業は完了していたりします)

・コミュニティゲームス
NXEと同時にスタートするのもあって
日本国内から北米向けだけでも参加可能か?
という部分を調べていました(特に税金面)
が、やはり税金周りの手続きがかなり壁になりそうで
日本からだと最低でもITIN番号を取得しないと駄目そうです。
(これはiPhone/iPod touchのAppStoreでも同様)
で、このあたりに詳しい所に聞いた感じでは素人が手を出すには
リスクは高いという事を聞き、実際にもリジェクトされた
というケースもあるそうです。
日本国内での正式スタート時にこの扱いが海外向けと同じになるのか
日本では独自に代行扱いになるのかが不明ですが
もうちょっと慎重に調べていこうとは思います。

・冬コミ
無事、当選しています。
(スペースナンバーは正式な書類が届いてから書きます)
今回の出し物としては
・魔法の国のメロディ ファニーダンシングセカンド(XNA2.0版)
・クレッシェンドシンフォニー 鏡の騎士(XNA3.0版/Windowsのみ)
の2つです。
また、今回はおまけを用意できないかな?というところで考えていて
キャラクターデザインのはなぉさんに相談したところ
こういうおまけにしましょうという所で決まりました
「ソフィア(*1)がファニーフォックス(*2)のコスプレをしてツンデレ」(原文そのまま)
(*1)クレッシェンドシンフォニーの主人公
(*2)ファニーダンシングのキャラ
この内容でお互い納得できてしまうのもすごい打ち合わせなのですが(w
まぁ、そういう事に決まりました。


割と大事なお知らせ

11/18にNXEスタートと同時にコミュニティゲームスがいよいよ開始します。
その関係もあって現在ダウンロード可能になっているXbox360版ビルドは
ダウンロードを終了する予定です。
これはコミュニティゲームスの仕組みにも関わってきているのですが
コミュニティゲームスでのゲームの評価にも定員が設定されており
ライセンスがあれば全員がゲームの評価が出来ない仕組みになっているため
その中でcggameが配布されているとやや不自然な事になりそう
というところからダウンロードを終了するのが最も無難であるという結論に至りました。
これまでにダウンロード可能になっていたものはXNA3.0向けに
若干の調整作業をいれてから目処が立ち次第コミュニティゲームスに
アップロードする予定です。