2008年 4月 の記事

M3出展告知と新作発表

まずは告知です。
 
5/11の音楽系イベントM3に出展します。
スペースナンバーはC24です。
 
そして、出展物に関連して新作発表です。
 
M3の出展タイトルは
「魔法の国のメロディ ファニーダンシング セカンド featuring Sizu Miyano」になります。
 
 
これは2月にリリースされたファニーダンシングの続編っぽいもので
このような変更点があります。
 
・ヴォーカルを美弥乃 静さんが担当
・楽曲は全て新曲の5曲+おまけ1曲(楽曲はTeam-OZさんが担当)
・ファニー☆フォックスのカラーリングバリエーションの増加
・ライブステージシーンでの曲名、歌詞、リズムガイドの表示切替対応
・セレクト画面でのユーザーインターフェースを一新(こびとスタジオ共通UIシステムの搭載)
・MSAA対応による画質向上
 
今回、特にヴォーカルを担当している美弥乃 静さんを
フィーチャーした作りになっておりカラーリングやキャラクター設定も
新規に作成していたりします。
 
美弥乃 静さんのウェブサイト
 
Team-OZさんのウェブサイト
 

MSAAを使ってみる

ひにけにXNAさんのブログの3/8更新分
でTCRについて触れていて非常に興味深い内容として
読んだのですがその中にMSAAに関する記事があり
そういえばこれまでMSAAとか無視してたけど
確かにGPUのパワーに余裕がありそうなXBOX360では
MSAAを有効にするのはいいなと思ったのもあって
サンプルコードを組み込んでみました。
 
そうすると、PC環境で例外が…
 
サンプルコードの丸写しで画質が良くなる
と甘いことを考えていたのですが世の中それほど甘くはありませんでした。
ということで原因を追ったのですが
 
サンプルコード中のPresentationParametersの設定が
pp.MultiSampleQuality = 1;
pp.MultiSampleType = mst;
となっていてこの部分がどうやら怪しそうだということがわかりました
 
具体的にどうなおしたか?というと
pp.MultiSampleQuality = quality – 1;
という風に書き換えました。
 
なぜにquaity – 1なのか?という部分ですが
CheckDeviceMultiSampleTypeを呼び出すことによって
qualityには使用可能なクオリティレベルの数が入るそうです
(DirectX9のAPIリファレンスによる)
ここで勘違いしやすいのですが使用可能な数なので
qualityの値が1だったとすると使用可能な数が1つ。
0から数えるとすると0のみ指定可能ということになります。
 
そのほかにもXBOX360環境でもこの値を1固定に設定してしまっているのですが
この設定が本当に1固定にしてしまって良いのか?というとちょっと気になるところです。
XBOX360環境であっても今後、次世代機などが出てきたときに変わったりすることを考えると
ハードウェアから情報を拾ってそれを使った方があとあと嬉しいことになる気がしています。
 
そういうところでサンプルからどのように変更したのか?
コールバック関数の全文をここに載せておきたいと思います。
同じようなはまり方をしている人は役に立ててもらえると
(と、書いておきながらXBOX360実機上での動作テストはまだやっていません。
PC環境ではRADEON X1300とGeForce Go6400で動作確認済みです)
 
  private void PreparingDeviceSettings(
   object        sender,
   PreparingDeviceSettingsEventArgs e)
  {
   PresentationParameters pp  = e.GraphicsDeviceInformation.PresentationParameters;
   GraphicsAdapter   adapter = e.GraphicsDeviceInformation.Adapter;
   SurfaceFormat   format = adapter.CurrentDisplayMode.Format;
   int  qualityLevels = 0;
   bool checkDevice  = false;
#if (XBOX360)
   qualityLevels = 0;
   adapter.CheckDeviceMultiSampleType(
    DeviceType.Hardware,
    format,
    false,
    MultiSampleType.FourSamples,
    out qualityLevels);
   pp.MultiSampleType  = MultiSampleType.FourSamples;
   pp.MultiSampleQuality = qualityLevels – 1;
#else
//MSAAを有効にする場合はtrueに変更する
#if true
   MultiSampleType[] multiSampleTypes =
   {
    MultiSampleType.FourSamples,
    MultiSampleType.TwoSamples,
   };
   foreach (MultiSampleType multiSampleType in multiSampleTypes) {
    qualityLevels = 0;
#if (DEBUG)
    checkDevice = adapter.CheckDeviceMultiSampleType(
     DeviceType.Hardware,
     format,
     false,
     multiSampleType,
     out qualityLevels);
#else
    checkDevice = adapter.CheckDeviceMultiSampleType(
     DeviceType.Hardware,
     SurfaceFormat.Bgr32,
     true,
     multiSampleType,
     out qualityLevels);
#endif
    if (checkDevice == true) {
     pp.MultiSampleType  = multiSampleType;
     pp.MultiSampleQuality = qualityLevels – 1;
     break;
    }
   }
#endif
#endif
  }

春の新作発表

新作を発表する時期になりました。
次回作タイトルは「Crescendo Symphony ~Harmonic Shine~」で
クレッシェンドシンフォニーシリーズの最新作となります。
今作の特徴はこびとスタジオ初のXBOX Liveおよび
Games for Windows Live専用の32人同時参加による
ソーシャルネットワークシューティングゲームとなります。
 
クレッシェンドシンフォニー ~ハーモニック シャイン~
リリース時期:マリア様の心
ジャンル:ソーシャルネットワークシューティング
対応ハード:XBOX360/WindowsXP・Vista
その他:ネットワーク環境必須
 
なお、開発中の画面は以下のようになっています
 
 
 
 
 
ちなみに、今日は4/1です